代表理事プロフィール & メッセージ

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代表理事

代表理事

松岡哲雄

最終学歴

兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 学校教育学専攻 修士課程 修了

所属学会及び協会

ビジョントレーニング®学会・日本視覚学会・日本体育学会・日本幼児体育学会・日本保育学会・日本オプトメトリック協会

資格

幼稚園教諭専修免許状・保育士資格・小学校教諭専修免許状・特別支援学校教諭二種免許状等・日本幼児体育学会認定 幼児体育専門公認指導員(PROFESSIONAL LEVEL)

現在の所属先

一般社団法人 ビジョントレーニング®協会(代表理事)・小田原短期大学(非常勤講師)・公益財団法人 長岡京市スポーツ協会(子どもスポーツ委員会アドバイザー)

ビジョントレーニング®等に関する主な業績
https://researchmap.jp/ten

 学会発表

・随意的眼球運動の機能を高める 前庭動眼反射が表れる運動遊びの研究
2022年度幼年教育実践学会総会  2022年11月

・前庭動眼反射を利用した眼球運動の機能を高める運動遊びの研究
日本視覚学会 夏季大会 学会発表  2018年8月

・幼児期におけるビジョントレーニングを取り入れた運動遊びに関する研究
日本幼児体育学会第12回大会 学会発表 2016年8月

・保育者養成校の学生におけるビジョントレーニングの効果について
日本保育学会第68回大会 学会発表 2016年5月

・幼児期における視覚機能の発達を促すビジョントレーニングの効果について
日本幼児体育学会第11回大会 学会発表 2015年8月

 

ボディーイメージ・ボディーコントロールに関連する学会発表

・マットを使った運動遊びにおける後ろ転がりの指導法に関する研究
日本体育学会第67回大会 学会発表 2016年8月

・登り棒における運動遊びの環境構成
全国保育士養成協議会 学会発表 2015年

 

論文

・眼の運動機能を高める前庭動眼反射が表れる運動遊びの研究
西山学苑研究紀要 第18号 2023年3月 2023年3月  筆頭著者

・前庭動眼反射を利用したビジョントレーニングの運動遊びについての研究
幼年児童教育研究第32号 2020年3月

・ビジョントレーニングの啓発活動の取り組み-保育者養成校の学生を通して-
幼年児童教育研究第30号 2018年3月

・幼児期におけるビジョントレーニングを取り入れた運動遊びに関する研究
幼児体育学研究 9(1) 2017年3月  筆頭著者

 

ボディーイメージ・ボディーコントロールに関連する論文

・小学校低学年における後ろ転がりの指導法に関する研究
幼年児童教育研究第33号 2021年3月

・小学校1年生における登り棒の段階的指導法について
幼年児童教育研究第31号 2019年3月

 

幼児期の健康・運動に関連する論文

・乳幼児における誤飲事故についての対策と検討
西山学苑研究紀要 第17号 2022年3月

・幼児期の運動遊びー幼小連携の視点からの概観ー
大阪キリスト教短期大学紀要第55集 2015年10月

・幼稚園での経験と小学校のなわとび運動の関連―小学校での思い出作文の分析から―
幼年児童教育研究 (27) 49-59 2015年3月

 

書籍等出版物

・保育内容・健康
学術図書出版 青山社 2019年11月

・ビジョントレーニングの教育力
(担当:共著, 範囲:第2部:幼児期・学童期におけるビジョントレーニングの応用 pp35-74)
八千代出版 2018年9月

・クラスで楽しくビジョントレーニング
北出勝也編著 (担当:分担執筆, 範囲:第Ⅱ部実践編pp140-144)
図書文化 2017年7月

 

  講演・研究会講師など

・ビジョントレーニングで能力アップー見る力を高めようー
2022年度 京都西山短期大学公開講座 「ビジョントレーニングで能力アップ」 2023年2月

・ビジョントレーニングで眼と脳と体をリフレッシュー見る力を高めようー
京都西山短期大学2018 公開講座 講師 2018年

 

幼児期のボディーイメージ・ボディーコントロール・体力・健康等に関する講演

・「子どものこころとからだを育む運動遊び」
京都西山短期大学 「2021年度 教員免許状更新講習」講師

・「体幹作り」その2
長岡京市立新田保育所 公開保育指導助言及び研究会講師 2019年

・「体幹作り」その1
長岡京市立新田保育所 公開保育指導助言及び研究会講師 2018年

・「からだ育て」
長岡京市立神足保育所 公開保育指導助言及び研究会講師 2018年

・幼児期における運動遊びの有効性―家庭でできる運動遊び
大阪市阿倍野区主催「親力アップ」講演会 講師 2018年 

 

共同研究・競争的資金等の研究課題

・ミニトランポリンを利用した視覚機能の能力を高める運動遊びの研究
全国保育士養成協議会近畿ブロック研究助成 2022年7月 – 2023年3月

・随意的眼球運動の機能を高める前庭動眼反射が表われる運動遊びの研究
幼年教育実践学会 研究奨励金 2020年4月

・視覚発達著しい幼少期における集団ビジョントレーニングに対する学術指導・支援による、指導プログラム開発
京田辺市中小企業成長支援事業補助金(産学連携事業) 2017年 – 2018年

・ビジョントレーニングを取り入れた運動遊び
子どもゆめ基金(子どもの体験活動助成) 2017年 – 2018年

 

代表メッセージ(ごあいさつ)

“見る力”――それは、人を理解し、未来を切り拓く力。

その原点は、十代後半から二十代前半にかけて勤めた、ディスコ「マハラジャ」での黒服(ウエイターキャップ)時代にあります。厳しい上下関係のなか、VIP対応や酔客への柔軟な接客を通して、人のわずかな動きや表情を“見る”力、状況を瞬時に見極める判断力、そして「相手に心地よく過ごしてもらう」ための繊細な観察力を身につけました。

大学卒業後は、大好きだった「運動」と「子ども」に関わる道へ進み、大手体育教室での幼児・児童指導を経て、公立小学校の教員に。特別支援学級の担任として子どもたちと向き合うなかで、「一人ひとりの見え方」や「動きの背景にある視覚の特性」への理解が必要であることを強く実感しました。子どもを“どう見るか”が変わったことで、私自身の教育観も大きく育まれていきました。

そんな中で出会ったのが「ビジョントレーニング」です。学校全体での導入を推進しながら、特別支援教育の現場でも実践を重ねるうちに、子どもたちの“見る力”の発達が、運動・学習・生活のすべてに深く関わっていることを日々実感するようになりました。

また、休日には体育教室での経験を活かし、運動に苦手意識のある子どもたちが楽しみながら“ボディーイメージ”を育めるような運動遊び教室を、ボランティアとして展開。ここでも、子ども一人ひとりの「見え方」や「見る力」に寄り添った支援を大切にしてきました。

こうした実践を通じて、“見る力”への支援が子どもたちの未来を大きく変える――そう確信するに至り、教職を退職。一般社団法人ビジョントレーニングⓇ協会を設立しました。
現在は、運動・生活・学習に課題を抱える子どもたちに向けて、ビジョントレーニングを軸とした支援活動を展開しています。資格認定講座や運動教室、教材開発などを通して、“見る力”を育む重要性を社会に広く伝える取り組みを続けています。

さらに研究者として、「ボディーイメージ」や「視覚化(イメージ力)」をテーマにした教育研究にも取り組んでいます。
「ボディーイメージ」では、運動が苦手な子どもでも楽しみながら身体感覚と“自分を正しく見る力”を育てられる指導法の確立を、
「視覚化」では、文字や言葉を“映像として捉える力=視覚化”によって記憶力や理解力を高める認知支援の技術開発を進めています。

実践と理論を往還しながら、
「楽しいからこそ学べる」「できるからこそ自信がつく」――
そして、「“見る力”を育てることで、人生は大きく変わる」ことを、これからも教育現場を通じて伝え続けていきたいと考えています。

一般社団法人ビジョントレーニングⓇ協会
代表理事 松岡哲雄